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流産とは妊娠22週未満で妊娠が終わってしまうことを言います。流産には妊娠12週までの早期流産とそれ以後の後期流産がありますが、ここでは早期流産のお話をします。

自然流産は全妊娠の15%ぐらいに起こるとされていますが、近年の妊娠診断薬の改良によって、妊娠の診断がきわめて早期に可能になったため、これを含めると20〜30%の高頻度で起こると言われています。

流産の原因の大部分は胎芽、胎児の異常です。そしてその異常の多くは染色体異常です。染色体異常というとダウン症が有名ですが、ダウン症は比較的軽度の染色体異常で、もっと重度の染色体異常の場合に流産という結果になります。このような胎芽の異常は正常なご夫婦に日常的に起こりえることで、ご夫婦の染色体異常を必ずしも意味するものではありません。このような流産は避けることが出来ない流産で一定の確率で必ず起こることなのです。その他の流産の原因としては、子宮筋腫や生まれつきの子宮の形の異常、子宮内感染、内科的な内分泌異常(甲状腺の病気、糖尿病など)、自己免疫疾患、夫婦間の因子として夫婦間の免疫異常(HLA適合性)などがあります。まれに3度以上流産を繰り返す習慣性流産の場合にはこれらの検査をすることになります。

流産には出血や下腹部痛があっても妊娠継続の可能性が充分ある状態の切迫流産、子宮内で胎芽は死亡しているのに、まだ子宮内にある状態の稽留流産、出血や下腹部痛が強く、流産が避けられない状態の進行流産などいろいろ種類はありますが、大切なことは胎芽や胎児が生きているか、生きる可能性があるかどうかということです。それは妊娠経過と超音波検査で診断します。流産の中でも、まだ出血や下腹部痛の症状がない稽留流産の場合は胎芽が育ってないと言われたが信じられない、まだ育つ可能性があるのではないか、など患者さんも悩まれます。お気持ちはよく理解できますが、胎芽が生きているか、生きる可能性はあるかどうかは絶対に間違いがあってはいけないことなので、慎重に話をするようにしています。

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